トライアスロン皆生大会優勝の吉村選手に直撃インタビュー!練習方法や普段の過ごし方など
徳山にトライアスロンの強者がいるってご存知でしたか?
過去にも優勝の経験がある吉村選手に、トライアスロンで強くなる秘訣や普段の生活で気をつけていることなどをインタビュー。
さらに、仕事と趣味のバランスのとり方なども伺いました。
トライアスロンとの出会い
トライアスロンと聞くときつい競技、というイメージがありますが、そもそもなぜ、やろうと思われたのでしょうか。
始めたきっかけ
吉村さんがこの時購入した自転車のお値段・・・なんと40万円だそうです!!
今はさらに高価な自転車を購入し、使用しておられるそうですよ!
トライアスロンとは
- スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(ランニング)を1日で行い、3種目の所要合計タイムを競う競技。
- 1970年代にアメリカで生まれたといわれている。
- 日本では1981年、鳥取県の皆生(かいけ)温泉で初の大会が行われた。
- 2000年のシドニー大会より、オリンピック正式競技となった。
引用元:コトバンク
競技歴
そんなこんなでトライアスロンを始めたという吉村さんですが、構成する3種目、それぞれの競技歴は「スイム16年、自転車11年、ラン14年」だそう。
ーこの中で、得意な種目、これは苦手、という種目など、ありますか?
ちなみに、いちばん好きなのは自転車だそうです。
泳いでいる間、(次の自転車のとき)どんな景色が見られるかな?と、楽しみにしておられるそうですよ!
トライアスロンの魅力
ー吉村さんにとって、トライアスロンの魅力とは?
そうやって昨年の大会で出会った人と一年後に再会するなど、人との出会いがまた、楽しいのだそうです。
また鳥取県の皆生大会では、
実際には内臓にいちばん負担がかかるので、思うように食べられないそうなんですが…
そういった楽しみも、あるのですね。
トライアスロンで強くなるためには
皆生大会で、すでに三度の優勝を果たしている吉村さん。強さの秘密はどこにあるのでしょうか。
トライアスロンの分類
トライアスロンはその総距離設定によって、大きく以下の5~6つに分類されます。
- ミニ・・・・・・・・・・・スイム390m、バイク18㎞、ラン4.2㎞(総距離22.6㎞)
- スプリント・・・・・・・・スイム750m、バイク20㎞、ラン5㎞(総距離25.75㎞)
- ショート・・・・・・・・・スイム1500m、バイク40㎞、ラン10㎞(総距離51.5㎞)
- ミドル・ハーフ・・・・・・スイム2000m、バイク90㎞、ラン21.1㎞(総距離113㎞~)
- ロング・・・・・・・・・・スイム3.9㎞、バイク180㎞、ラン42.2㎞(総距離180㎞~)
※ この分類の中で、吉村さんはロングが得意、なのだそうです。
練習方法
ー数あるトライアスロンの分類の中でもロングコース、かなりきついと思うのですが・・・普段、どんな練習をしていらっしゃるのですか?
食事内容
練習内容は気の向くまま、ということですが、食事面で気をつけていらっしゃることはありますか?
ちなみに吉村さん、お酒もあまり飲まないそうです。飲まないというより飲めない、強くないです、とおっしゃっていました。
仕事とのバランスのとり方
練習内容も食事も、「気の向くまま」「自由に」とおっしゃる吉村さん。それでも会社員として、トライアスロンと仕事の両立には、大変なこともあるのではないでしょうか。
気をつけていることなど
ここでも、「楽しんでやっているので、それがストレス発散につながっているのかな。」とおっしゃる吉村さん。ストレスが溜まっている時は、練習内容に如実にあらわれるそうです。
ーどのように出るのですか?
とにかく、「自分にストレスになることが本当に嫌なので、食事とか練習とか、何も考えていないんです。」とおっしゃる吉村さん。
「楽しいかどうか」で判断されていて、そのスタンスで10年くらいやっておられるそうです。そのスタンス、見習いたいと思いました。
普段どんな仕事をしている?
吉村さんは、日本ゼオン株式会社の徳山工場(周南市那智町2‐1)に勤務していらっしゃいます。
「大地の永遠と人類の繁栄に貢献するゼオン」を企業理念に、徳山のほか、高岡(富山県)、川崎(神奈川県)、水島(岡山県)などに主力工場をもつ会社です。
徳山工場の主要製品として、合成ゴム、合成ラテックス、重合法トナー、カーボンナノチューブなどを製造されています。
吉村さんのゼッケンに入った「ZEON」の文字にもぜひ、ご注目ください。
今後の夢や目標
それを考えると、競技人生まだまだあと、30年、いや50年⁉
吉村さんの今後の目標などをお聞きしました。
トライアスロンで
日本国内で、ロングの大会が皆生大会のほかに3つ あるとのこと。
新潟県の佐渡、長崎県の五島、沖縄県の宮古島だそうです。
将来的には
「生涯現役でいたい、できることなら、レースが終わってコロッと死ねたら理想です。」とおっしゃる吉村さん。奥様にも、何かあったらごめんね、骨だけは海にまいてね、と伝えているそうです。
そして4才になる娘さんに対しては、好きなことをしてくれれば…と言いながらも、
「トライアスロン、やってくれたら嬉しいな。」と、ちょっぴりパパの胸中ものぞかせていました。
吉村さんから見た「徳山」
聞けば吉村さん、一日で3回も4回も練習したことがあるそう。
朝食をとって練習に出て、昼食後にまた出て・・・という感じで、週末に一日12時間も、練習に充てたことがあるそうですよ!
本当に、トライアスロンを愛していらっしゃるのですね!
インタビューを終えて
徳山にこんな素晴らしい選手がおられることを知り、誇らしい気持ちになりました。
きついイメージしかなかったトライアスロンを、練習もレース本番も、楽しみながら取り組んでおられる吉村さん。
今回お話を伺って、何に対してもですが義務に感じるのではなく、そんな風に楽しみながら行えたらいいな、と強く思いました。