徳山の地酒で本気座談会「なぜ私たちは日本酒にハマらないのか?」
山口県で有名な地酒といえば「獺祭(だっさい)」がありますが、周南市徳山エリアでは歴史ある酒蔵が3社あります。
今回は、そんな徳山でお酒大好きな女性を集めての座談会(という名の飲み会)です。
私たちは座談会のあとに「日本酒を飲もう」と思えるのか?
忖度なしのガールズトークと酒蔵さんへの直撃質問をお楽しみください。
Tokuyamap座談会の参加者を左からご紹介します。
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乾杯で座談会スタート 前半はガールズトーク
年代も生活スタイルもバラバラな5人。緊張をほぐすため、まずは日本酒で乾杯!
普段はどんなお酒を呑んでいるの?
気分がほぐれたところで、まずは普段呑むお酒を書き出してみると・・・。
酒蔵さんに取材したときに伺った、「お酒の消費量自体は年々下がっている」というお話。
お酒を飲む人も減っているし、その中でも日本酒となるとやはり飲まれていない部類に入りそうです。
女性が普段呑むお酒に求めているのは「飲みやすさ」や「ヘルシーさ」といえそうです。
実際のところどれくらい日本酒呑みます?
酒蔵の取材で日本酒にハマりかけている私やないを除いて、やはりみんな「滅多に飲まない」という回答でした。
みんな口をそろえていうのは「日本酒って味は美味しい」ということ。
改めて「日本酒」を選ばない理由
日本酒は酔いやすい
アルコール度数が10度以上と高く、お酒の味もしっかり感じる日本酒は「お酒が飲める人」の飲み物というイメージがありますね。
日本酒は太りそう
お米で出来ているので気になるのが「糖質」です。本気でダイエットをしていればどのアルコールも飲まないでしょうが、少し気にしている程度なら糖質の少ない「焼酎」や「ウイスキー」を選んでしまいます。
日本酒は日常のお酒じゃない
座談会の中で何度も出てきた「おもてなしのお酒」という事実。お正月や特別な宴席、会食などで出てくる印象が強いです。
徳山エリアの地酒3社をご紹介
今回の座談会でお酒を提供していただいた徳山の酒蔵3社さん。
ここからは3種類の飲み比べをじっくり行います。
徳山に地酒が3社あるって知ってた?
普段お酒をあまり飲まないあかねちゃん以外は、全員徳山の地酒3社を知っているという認知度!素晴らしい~!!
徳山の地酒の特徴と女性陣の感想
女子人気が高い「原田」
株式会社はつもみぢ
提供:純米大吟醸 原田(720ml/2,808円)
- フルーティーでさわやか
- 初心者向け
- 女子人気高し
気軽に飲む「普段酒」としては原田が人気でした。フレッシュで飲みやすいお酒というところを意識して作られているので、女性の口にも合いやすいようです。
お酒好きがハマった濃いのに飲みやすい「寿」
株式会社中村酒造場
提供:大吟醸 零酒 寿(720ml/5,250円)
- お米の味が濃く感じる
- でもクセがなくてさらっと飲める
- 特にお酒好きの二人がどハマり
お酒好き二人がドはまりしたのは中島屋酒造場の寿。私とまさちゃんは寿グイ飲みしていました。笑
寿は原田に比べて「まったり落ち着いた味」という感じで、濃い=クセということでもないことが良く分かります。
”日本酒らしい味”が好きなら「毛利公」
株式会社山鹿屋本店
提供:超特選大吟醸 毛利公(720ml/2,500円)
- キリっとした飲み口で日本酒らしい
- 大人受けが良い味
山口県は日本酒の地産地消が2割ほどって知ってた?
さすがにこれは皆さん初耳でした。
お隣広島はお酒の地産地消が3割強なので、観光での呼び込みの強さもあるかもしれません。
山口県は観光地が点々と離れていて車での移動が必要になることも、お酒が飲みにくい要因のひとつでしょうか・・・?
徳山の酒蔵3社さんが座談会に来てくれました
女性陣がホロ酔いになったところで、徳山の酒蔵3社さんが座談会に参戦!
これまで話にでてきた感想や疑問、さらに美味しい飲み方を直球でぶつけました。
日本酒の美味しい飲み方を教えてください
今日頂いている3種類の地酒だけでも好みが分かれる日本酒。
この冬に飲むのにオススメの種類や飲み方はありますか?
中島屋酒造場
今日集まっている3社の中では唯一の「生酛づくり」のお酒で、熟成するほど美味しくなります。これからの季節も人気の商品です。
美味しい飲み方というか、冬はやはり熱燗が増えるので作り方のコツとして「電気ケトルの中に徳利を入れて温める」と手軽で美味しくなります。
今日座談会で並んでいるお酒は良いお酒なので、10度くらいに冷やして飲んでくださいね。
はつもみぢ
我々は四季醸造で年間を通して酒造りをしているので、冬でも新酒の生酒を販売しています。
そのフレッシュな酒を冬でも冷やして楽しんでください。
山縣本店
なんとか、若者や女性にも飲みやすくできないかと考えて当時発売したのが、冷酒用の酒「かほり」です。まだ冷酒という考えが無いころですから、全国で最初だったかもしれません。
なので冷酒にはすごくこだわりはあるのですが、最近はお燗も良いなと思い返していて。
2018年のコンテストで熱燗の部の金賞を取った「本醸造毛利公」というのが、50度くらいの熱燗で呑むとキリっとして美味しくなります。もちろん、お燗は湯せんでしてくださいね。(笑)
酒蔵さんに聞きたい日本酒Q&A
座談会の中で話題になったことを直接質問させていただきました。直球すぎてすみません・・・。笑
Q,日本酒を飲みやすくできないの?
お酒の弱い人にとっては、「お酒の味が強い」と感じやすい日本酒。
ワインの「サングリア」のように、味チェンで違う美味しさにできないのでしょうか?
「おぉ~!」(女性陣どよめき)
Q,日本酒に合う料理が分からない
Q,日本酒は太りそうなイメージがあります
Q,酒蔵の皆さんお肌がすごくキレイなんですけど・・・
結論 徳山の地酒は女性にこそおすすめしたい
お肌がきれいになるかも
分かりやすい理由はやっぱり美容効果への期待。お米や日本酒を原料にした化粧品は昔から人気がありますよね。
山口県は特定名称酒と呼ばれる上質な日本酒が多い特徴があります。今回座談会で頂いた3種類ももちろん特定名称酒です。
上質なお酒で上質なお肌を目指せるかもしれません。
特定名称酒
吟醸酒、純米酒、本醸造酒をいい、それぞれ所定の要件に該当するものにその名称を表示することができます。 精米歩合やこうじ米の使用15%以上など条件が決まっています。
参照:国税庁
料理に合わせて選ぶ楽しさ
ヘルシーな和食が好きな女性は多いですよね。ビールや焼酎も良いけど、そこに日本酒を合わせられたら食卓が一気に華やかになります。
ホームパーティーも、季節のお野菜やお魚に、好みの日本酒を選べるような女性になりたいものです。
お料理好きなら料理酒として
調味料として販売されている料理酒より少し値は張りますが、コスパでいえば断然良し!
料理のプロは、甘口の純米酒を料理酒として使うことが多いそうです。
是非飲み比べをしてみてください
今回座談会で使用した3種類は、特徴が分かりやすく違うので飲み比べにはピッタリです。
徳山駅前商店街には3社のお酒を扱っている居酒屋があるので、是非飲み比べをしてお好みの1本を見つけてください。
おうちで飲み比べをするなら、まちのポートで全部購入可能です。
2018年10月27日(土)に、徳山駅近くで行われる地酒横丁イベントでは徳山の酒蔵3社も含めた山口県内の酒蔵16社が一挙に集合!
おちょこで屋台のハシゴ酒ができる前売り券が、まちのポートで販売されているのでお酒好きの方は要チェックです。