「徳山を感じるあの看板」について、企業さんに取材してみた その1 アサヒワシ醤油

アサヒワシ

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本記事内の情報は、取材当時に確認をした内容でございます。詳しくは各施設・団体などへお問い合わせください。

こんにちは、Tokuyamapのライター、シュンハルです。

いつもKRYラジオの「#つぶやけ!Tokuyamap」にて徳山の話題を大募集していますが、
今回もまた気になる投稿を頂いてしまいました。

これはまさにその通り。
「徳山の魅力を発信する」Tokuyamapとしてはチェックせずにはいられない!

ということで、例の看板について、直接会社さんに伺ってきました。まずは1社目!

目次

明治30年創業 歴史あるお醤油屋さん「アサヒワシ」

あの看板を掲げていらっしゃるのは、老舗の「吉田屋/アサヒワシ醤油」さん。

ハル
お醤油屋さんということで……お醤油を取り扱っていらっしゃるんですか?
アサヒワシさん
そうです。明治30年の創業以来ずっと醤油ですね。最近はポン酢やお味噌などにも手を広げています

本来は『吉田屋』といい、ルーツをたどって行けば文永二年(1827年!)にまで遡るのだそう。

旧山陽街道にむかしからあった遠石。

アサヒワシ

山陽街道といえば、現在の国道二号線。

古くは日本古代、大和朝廷の時代。「七道駅路」と呼ばれた日本の交通の要衝でした。

その遠石は宿場町として栄え、吉田屋は旅の人々に身の回りの物を販売していたそうです。

そして江戸時代から明治維新を超え、世の中の移り変わりに伴って営業変更を重ね・・・。

醤油専門で創業したのが明治30年。

その頃のお醤油は「マルヨシ醤油」だったそう。

ハル
「吉田屋」の「○吉(マルヨシ)」というわけですねー!

「マルヨシ」から「アサヒワシ」に

それから更に年代が進み、「マルヨシ」という名前を変えたい、という動きが起こりました。

そして考え出されたのが「アサヒワシ」だそうです。

その由来とは……?

夜明けが、朝日が来る。
その中で起き上がるような、光の中で鷲が羽ばたくような、力強い「朝日鷲」。

「アサヒワシ」

なんと、素敵な由来ではありませんか。

アサヒワシさんは、看板通り「朝日の鷲」だったのですね。

なんだか感動です。

新幹線から見える、徳山を感じられるレリーフ

実際にあの看板ができたのは、昭和46年のこと。

国道二号線を整備する、というので、工場を作り直されることがあったそうです。
その時に、当時の社長が。

「せっかくだから、大きな看板を作ろう。新幹線から見て知ってもらえるような、大きなものを」

ということで。

なんと、あの看板は「こて絵(鏝絵)」で作られました!

こて絵と言えば、日本古来の伝統的な建築芸術

漆喰で作られ、いろいろな色に採食された壁のレリーフ。
古くは戦国時代、築城ブームの折に草案茶室などの飾りに用いられたり。

江戸時代には豪商や網元がこぞって繁栄を願い、様々な花鳥風月でつくられたり……!

そんな古くからの技法「こて絵」

素敵すぎる!!

……日本を感じる……!!

アサヒワシさん
あの看板は、蔵と一体になっています。まさにウチの象徴そのものですね

徳山の名物、「アサヒワシ」

お話を聞かせてくださったアサヒワシさん。

そんなアサヒワシさんのお醤油は、周南市や山口の各種スーパーで手に入るそう。

他にも、ぽん酢にだし醤油、にんにく醤油に、
もろみ味噌や手作り味噌まで。

アサヒワシ

手に入りにくい場合は、公式HPからご注文いただくのもよいそう。

 

Tokuyamapをご覧になっている方々に、メッセージもいただいてきちゃいました。

アサヒワシさん
あの看板を見て、是非徳山を思い出してください

新幹線を使うたびに目に入るあの看板。

その看板を守っているのは、歴史ある素敵なお醤油屋さんでした。

次回からはまた、違った気持ちであの看板を見られそうです。

アサヒワシさん、ありがとうございました!

吉田屋醤油有限会社(アサヒワシ醤油)

■住所: 周南市遠石2-2-30
■電話番号:0834-21-0062
■HP:吉田醤油公式ホームページ

本記事内の情報は、取材当時に確認をした内容でございます。詳しくは各施設・団体などへお問い合わせください。

アサヒワシ

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