こだわりある徳山産日本酒のお土産に 山縣本店 防長鶴純米無濾過原酒
こんにちは!
徳山土産といえば、ふぐ関連の商品や外郎がメジャーですが、山口県の日本酒業界が盛り上がっている事もあって徳山産の日本酒も喜ばれる品の一つには数えられるのではないでしょうか?
中には地元でなければ手に入れにくい、けど美味しい!といったお土産にうってつけの日本酒もあったりします。
そこで今回は徳山土産としておススメできる日本酒の一つ、山縣本店が醸す「防長鶴 純米無濾過源酒」のレビューをしていきたいと思います。
明治8年から続く徳山を代表する酒蔵―山縣本店
山口県の中で代表的な日本酒といえば外交にも用いられた「獺祭」や「東洋美人」が挙げられますが、それ以外にも銘酒を造り上げる酒蔵があります。
著名な日本酒である「かほり」や「毛利」そして「毛利公」を醸す「山縣本店」は外せない存在だと言えます。
「美しい酒をつくる」という思いを胸に伝統を守りながらも作り上げられる日本酒は国内そして海外の鑑評会で高い評価を得ています。
他にも日本酒のみならず芋焼酎、梅を用いたリキュールも作られています。
そして「山縣本店」のお酒の最大の特徴はなんといっても、原材料が山口県産のものを使用しているといった所にあると言えるでしょう。
防長鶴とはいったいどんな日本酒?
そんな山縣本店が贈る「防長鶴」ですが前述した銘柄と比べればちょっと聞きなれない、少々マニアックな銘柄になります。
近年に新しい杜氏を据え、普通酒とは違う日本酒に力を入れる時に「毛利公」といったかつての銘柄では観光土産の酒として見られる事から銘柄を変える事が検討されたようです。
その結果、伝統と新規性の共存という言葉を元に山縣本店創業時の銘柄「防長鶴」が復活する事になりました。
以下からは防長鶴の基本情報になります。
容量720ml 1400円(税抜き)
精米歩合 60%
アルコール分 17度
原料米 山田錦100%(山口県産)
ラベルにある無濾過原酒についてご説明しましょう。
大半の日本酒は、出来上がった清酒を濾過する事で味や香りの調整を行います。つまり無濾過とはしぼりたての味と香りを維持している状態になります。
一方で、原酒は加水によるアルコール度数の調整を行う事なく仕上げたお酒で、一般的なお酒より風味の骨格が濃い味になります。
原酒ではない場合、日本酒のアルコール度数は加水を行う事で調整され15度前後に抑えられます。
この事からなるべく搾りたてのままの状態の品質を維持する事にこだわった日本酒と言えます。
防長鶴 純米無濾過原酒を飲んでみて
こちらの日本酒「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019 プレミア純米酒部門 金賞受賞」という受賞歴があります。
という事で自宅にあったワイングラスで飲んでみました!
一応ラベルの裏には「熟れたリンゴの柔らかい香り、心地よい酸味とすっきりとした後味」とコメントも書いてありますが、ここはそれを踏まえつつ自分なりの感想もお届けします。
まず香り。確かにラベル裏の通りリンゴです(笑)。正確にはリンゴとアルコールが混ざったかのような芳醇な香りといった感じです。
味わい自体は辛口で普通酒と比較すると濃い味わいではありますが、これまたリンゴのような酸味があるおかげで、不思議とクドさを感じない味わいでした。
原酒だけあって普通の日本酒よりは濃いめな味です。
結論としてフルーティーでありながら濃く、そのわりには飲みやすい日本酒で美味しいと思いました。
どちらかと言えば、お酒好きな人におすすめしたくなるような一本になります。
防長鶴を買えるお店―地酒と焼酎のお店「リカーショップくすのき」
今回防長鶴を購入したお店は、周南市内にある地酒と焼酎の専門店「リカーショップくすのき」です。
徳山駅からだいぶ離れた位置に店舗は構えられていますが、県内県外問わずこだわりの日本酒を取り揃えて、お土産用はもちろん、特別な日の一本から日常用に楽しめるお酒まで見つける事ができます。
焼酎の品数も豊富です。
アクセス
山口県周南市楠木2丁目14-13
TEL 0834-28-5710
FAX 0834-29-1841
営業時間 9:30~19:30
店休日 日曜日・祝祭日
徳山産ならではのこだわった日本酒を是非お土産に
いかがだったでしょうか?
お土産として著名な日本酒も喜ばれる品ではあると思いますが、こだわりのある人は是非普通のお土産コーナーではなくこのような地元の地酒屋さん等で、珍しい地元ならではのお酒を探して人に渡してみるのも良いのではないのかなと思います。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!