【伝え方が9割】いま話題のコーチングってどんなメリットがあるの?何をするの?
働き方に変化があったり、SNSが普及する現代ではコミュニケーション能力」を求められる場面が増えてきています。
この記事では、コミュニケーションスキルがUPすると話題の「コーチング」について、ライフコーチの弘中里佳さんに特徴やメリットを教えてもらいました。
コーチングとは?
あなたは「コーチング」と聞いてどんなことを想像しますか?まずはコーチングの基本を教えてもらいます。
コーチングって簡単にいうとなんですか?
コーチングとは、個人が自分の望むゴールに向かうために、自分が望む方法とツールを使ってたどり着くまでの会話の過程 です。
あまり聞きなれないけど一般的なものですか?
コーチングという言葉自体、筆者はなんとなく聞いたことがあるかなという程度でした。
”コーチ”とつくのでなんとなく野球やサッカーのコーチを連想するのですが、コーチングって一般的に知られている技術なんですか?
アメリカに、本人の腕前以上にテニスを教えるのが上手な人がいました。誰に教わるでもなくネイティブで(生まれ持って)教えるのが上手であることが注目されて、その人のコミュニケーション術が棚卸しされました。その結果、教え方のコツが解明され、コーチングとして整理されたのです。
コーチングのスキル自体は、なんにでも活用できるので難しく考える必要はありません。
なぜコミュニケーションスキルがUPするの?
会話をする中で、相手に対して
「なんでそんなこと言うんだろう」
「そんなこと言わなくてもいいのに」
など感じたことがないですか?
コーチングを取得すると、その疑問が解消できる技術が身につき
「だからそう言うんだな」
「そういわれても自分はこうだから大丈夫だな」
と対応することができるようになります。
コーチングを受けるメリット・デメリットは?
コミュニケーションスキルがUPするなら良いことばかりのように感じますが、注意点もあるようです。
コーチングを受けるメリット
人とパソコンは似ていて、「この中(自分の中)にデータ(答え)はあるんだけど、プリントアウト(気づき)しないと見えない」ことが多いのです。
コミュニケーションは、相手に伝えるということだけれど同時にその声を自分で聞くという意味もあって、話しながら「(あれ?違うな?)」とか気づいたりするんです。
それをやりながら自分の思考を整理するんですよね
「いま話してて気づいたんですけど…」は根気強く話を聞かないと中々でないワードなので、我慢するのもコーチングのスキルです。
コーチングを受けるデメリット
コーチングを行うコーチからすると、相談者であるクライアントは可愛い存在なので面倒を見すぎてしまうことがあるのですが、本当は目標に達成したらコーチが相談者を手放すのが理想的です。
コーチングのゴールは自走状態(自立)なので、その状態なのにコーチが離れないのは良くないと考えられます。
場合によっては…
コーチングを受けたい方の中には「パーソナルトレーナー」のように叱咤激励してほしいというオーダーがあります。このオーダー自体は問題ないですが、コーチがいて当然という状況になるので、自走に繋がりにくいそうです。
また、「目標が実はそこじゃなかったことに気づく」「自分の本当の悩みに気づいて苦しくなる」ということも起こりうるそうで・・・。
コーチングが役立つ場面が知りたい!
ここからは、具体的にコーチングがどんなシーンで役立つか教えていただきます。
職場
人は、自問自答をしますが「自分でできる質問」以外の質問をできないと新しい発想は出てきません。思いもよらない質問をされたときに、『はっ』として脳は答えを探し始めます。
この『はっ』とする感じを経営者を求めているので、自分とは正反対のタイプのコーチをつけたりします。
家庭
コーチは、対等の立場であるべきですが家族で行うと中々難しいので、「セルフコーチング」がおすすめです。
- カウンセリング→倒れた人を起こす
- コンサルタント→答えをもって導く
- コーチング→問答しながら伴走する
例えば、夫婦でカウンセリングを受けたいときは関係がうまくいっていないことが多いと思います。コーチングの場合「前向きに変わりたい」という気持ちがあることが前提なので、夫婦仲修復を目的にするならやっぱり最初はカウンセリングがお薦めです。
一方子育てでは、自分の子どもに対して頭ごなしに叱ってしまうことを我慢するのは難しいですよね。コーチングでは、子どもは別人格だいうことを受け入れなければいけないのですが、それは「冷たい」と感じる方もいらっしゃいます。
夫婦でも親子でも、距離感が近く、切れない関係であり、自分自身の非を認めなければいけないことに気づくこともあるので、活用としてはかなり上級者向けです。
学校
中高生など若い方も、コーチングを活用できる場面はあるのでしょうか?
- 講義を聞く
- 絵や図を使う
- 文章で説明
- 複合型
- 肌感覚(やってみないと分からない)
自分のベストな勉強方法を身に着けていないだけで、勉強ができないわけではない、ということに気づけたりすることがあります。
友人関係
コミュニケーション術、となると一番身近に活用できそうなのが「友人関係」です。
友達は、付き合うのも離れるのも「自分の選択」なのでコーチングで気づきを得ることで自分らしい人付き合いをすることができます。
コーチングが特に効果的なタイプの人って?
一番もったいないパターンは、「会社の上司に言われたから来ました」という方です。自発的、内発的に解決を願うことが前提で、本人がやる気にならないと効果的ではありません。
コーチングは自分の考えを引き出す力
自分にとってはものすごい悩みで、考えても考えても答えが出ないことってありますよね。人に相談しても中々解決に繋がらない、というときはコーチングを試してみてください。
弘中コーチの優しい問答で、『ハッ』とする答えに導かれるかもしれません。
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