まんじゅう屋さんのいよや徳山店で聞いた 冬の手土産におすすめの和菓子とお店のこだわり
徳山駅から徒歩5分ほど、PH通りの角にある和菓子屋さん「いよや」。
初の小売店となる「いよや徳山店」は2018年10月で16周年!
ということで、開店当時のお話しやこれまでの想い出も伺いました。
いよや徳山店は店舗1号店
「いよやの和菓子が手土産にぴったり」というSNSの声を受けて、早速取材に伺いました。
店内には、正面に大きなショーケースと左隣りに小さな冷蔵のショーケースが並びます。
ショーケースの上や、お店の壁沿いにはお煎餅や焼き菓子が所せましと並んでいました。
いよや徳山店は初めての小売店だった
今から16年前の2002年に開店したいよや徳山店ですが、実は店舗1号店。
現在、いよや本店としてある福川店は当時、卸専門の拠点だったそう。
きっかけは、モントローさんが「ここに出したら?」って声を掛けてくれたこと。実はモントロー(のオーナーさん)は地元が同じ福川なんですよ
16年前当時は、多くの企業があり人の往来が多かった新町エリア。今ではだいぶ人通りが少なくなったそう。
それでも取材中にひっきりなしにお客さんが来店し、箱入り菓子やら自宅用に数個やらを購入していきます。
目指したのは日常の和菓子
このお店は、”毎日気軽にこれる饅頭屋”というのを目指したんです。
実際、平日の日中にスーツ姿の方がいらして1個だけおまんじゅうを買って食べてくこともあります。だから目指した形にはなったかなぁと。
いまは、コンビニやスーパーでも定番アイテムの和菓子たち。
でも、せっかくなら地元のお店で行きつけのお饅頭屋さんがあるのも楽しそう。
毎朝手作りされたお饅頭や大福・どら焼きは、丁寧な甘さに癒されますよ。
原料は国産、できるだけ地元のものを
例えばこのプリン、大津島で農業を営む安達さんから仕入れているもの。
今年はいのししの被害が多くて、「安達さんのいもプリン」は今仕込んであるだけで終わりかな。いちご大福の苺も、自分で収穫に行ったりするんですよ。
いよや社長に聞いたおすすめの和菓子
どれも美味しいと評判のいよやさんの和菓子ですが、色々な条件でのおすすめを伺いました。
冬の手土産には
手土産、ということであれば一番日持ちがするどら焼きが良いでしょう。2週間は美味しくいただけます。
最近はソレーネの焼き印どら焼きが人気ですが、実はオリジナル焼き印も作れるそう。
焼き印の型代に、1万~2万+焼き印手数料がかかりますが、JPGやPDFでデータを用意できれば良いとのことなので、イベントやパーティーで作ってみてはいかがでしょうか?
通年でおすすめの和菓子
やはり、いよやといえば饅頭です。
とはいえ、賞味期限は3日と短め。
お友達の家や会社に持って行ってそのまま一緒に食べる、というようなシーンにはもってこい!
二口ほどで食べれてしまう可愛いサイズ感もお土産には良いですね。
女性人気
女性人気が偏っているお菓子はないということで、私が個人的におすすめしたいのが「いちご大福」。
女性はフルーツ好きの方が多いですし、中でもいちごは好きな方が多いですよね。
新鮮で大きくて甘いいちごがゴロンと入っているので、満足感たっぷりです。
男性人気
実は、男性は圧倒的に粒あん好きが多いんですよ!これは面白い発見でした。
ちなみに私(女性)も粒あん派ですが、女性はどちら派というのが顕著にはないそう。
男性への手土産には粒あんたっぷりの大福が喜ばれそうです。ただし、大福は賞味期限が1日のみという厳しい条件・・・。
ですので、日持ちしたほうが良さそうなシーンでは粒あんのドラ焼きが良さそうです。
こども
見るからにかわいらしい「ちび」うさぎ。実はこれ、元々商品ではなかったそう。
余った皮でつくった展示品だったのですが、お子様におねだりされてメニューにしたんです。ただ、小さい分手間がかかるので多くはお出しできないんですよ。
残っていたらラッキーなちびうさぎ。うさぎまんじゅうとセットで「親子」にして、出産祝いなんていうのも良さそうです。
限定品
季節ごとに新しい商品を積極的に開発しているいよやさん。
洋菓子も並ぶショーケースは、見ているだけでも楽しいラインナップです。
2018年の夏は、「くずバー」を販売して、とても人気を博したそうです。
寒天のようなくずですが、冷やすと食感がシャリシャリになります。フルーツがたっぷりでとても喜ばれたので来年もやるかな?
冬のこの季節は、先ほどご紹介したいちご大福が期間限定で販売されています。
仕入れ農場が決まっているため、農場の収穫次第ではありますが大体11月~5月までということ。
また、冷蔵ショーケースに入っているプリン系はほとんどが冬季限定です。
これからも新商品を開発
街中で愛されるお饅頭屋さん、といってもそれだけでは生き残れないのが今の時代。
飽きられないためにも色々な商品やイベントづくりをしていきたいと語って下さいました。
外郎(ういろう)にも挑戦したい
山口土産としても有名な外郎(ういろう)、いよやでも昔は作っていたような記録もあるとか。
試作したことはあるのですが、原料になるわらびが実は高価なんです。名産品だし、作りたい気持ちはあるんですよ。
山口な柔らか外郎(ういろう)は、ファンも多いので「いよや」の外郎をいつか味わってみたいです。
山口の餅まき文化、近頃は変化も
昔は棟上げでまくのが定番だったけど、最近は結婚式で配る方が多いですね
伝統的なイベントが減り、餅まきの機会が減っている今ですが、結婚式や卒業式、成人式などで餅まきをしたらSNS映えもしそうです。
いよや店舗情報
いよや 徳山店
住所:山口県周南市新町2-24
電話番号:0834-31-1480
営業時間:10:00-19:00
定休日:日曜日
駐車場:なし
ホームページ:なし
Facebook:いよや公式Facebook