島の記憶 -ガマの群生地と厳島神社-

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本記事内の情報は、取材当時に確認をした内容でございます。詳しくは各施設・団体などへお問い合わせください。

こんにちは。

一般社団法人磊ノ島専務の松田翔剛(まつた しょうごう)です。

2017年に東京から大津島へ移住してきました。

普段はデザインの仕事をしています。

自然と人が共存している島の風景をお伝えしていければと思います。

 

大津島の北部に位置する近江(ちかえ)地区

そこには背丈ほどに伸びたガマの群生地があります。

300年程前までは海であった土地を人々が開墾した場所です。

江戸時代中期に各地で稲作を推進する動きが活発化。

入り江の地形潮の満ち引きを利用してこの地を水田へと変えたのです。

この入り江は厳島神社創建(現宮島)の候補地でもあったとされています。

ガマの群生の中央を分け入る敷石の参道の先には、その歴史を物語るように「厳島神社」が今も姿を残します。

 

 

近江集落の島民がこの場所を綺麗に管理しているおかげで、敷石の参道に流れる小川には日本めだかが元気よく泳ぎ海の名残を示す重ね岩や参道の先に美しい神社を見ることができます。

近年では訪れる人も少なくなりつつありますが、自然と共に暮らしてきた、島の人々の記憶を今に伝える場所です。

写真・文 松田

一般社団法人磊ノ島

大津島を拠点に次代へ向けた地域活性化を目的とし、島内・島外メンバーの連携により運営。2019年4月活動開始

 

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大津島を拠点に次代へ向けた地域活性化を目的とし、島内・島外メンバーの連携により運営。2019年4月活動開始

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