瀬戸内海をプチクルージング。大津島の「島マルチェ」レポ
瀬戸内海に浮かぶ大津島。そこで行われたのは10/28の「島マルチェ」。
「自然とつながる」をテーマに、周南市の自然の中で収穫された旬の食材やそこから生まれた暮らしの道具、そして地元の人々を通じて豊かな暮らしの体験をご提供します――
*島マルチェ公式ペーパーより抜粋
平成最後の秋。そんな素敵なペーパーコメントに惹かれて、イベント大好きライターシュンハルは大津島まで行ってきました。
イベントの楽しさも良かったけど、自然に触れながら歴史のことも垣間見えて、大津島クルージングは家族の小旅行にピッタリでした。
目指すは瀬戸内海に浮かぶ自然な島
空は秋晴れ、クルージング日和
徳山駅の裏手にある徳山港。
大津島に連れて行ってくれるのは、素敵な客船『鼓海Ⅱ』。
秋晴れの中、海風を感じながらのクルージングは最高ですね。
風は冷たかったですが、船には100人以上乗り込んでいて、和気あいあいと島へと向かいました。
出迎えてくれたのは「回天の島」の文字。
青空の中の島マルチェ
公園と海辺のスペースを目いっぱい使った、あたたかな雰囲気
まず最初に目に入ったのは、綺麗な青い空。
そして、ペーパーの案内にたがわぬ、自然食品を中心とした出店の数々や、野菜販売、鮮魚たちでした。
綺麗なお花屋さんから――
お手製ミートピザ。これは周南野菜の特製ピザなんだそうです。
ピーマンは湯野産。ポークウィンナーは鹿野産。長穂産のたまねぎに、長門産の百姓の塩。
見ての通り小ぶりですが、カリッとサクッと美味しいピザ。
青空の下で食べるピザは最高ですね。
地元の美味しそうなお米の販売に、新鮮さは保証付きの親歳。
アイスクリームは相変わらずおいしい!徳山商店街の Gelateria Kurakichi さんも出張参加ですね。
山口地ビールは、今年完成したばかりの「すだいだい」。
口当たりの良い、飲みやすいビールです。
ワンコインで楽しめた宇治抹茶のセット。
お茶菓子は求肥かそうでないか、白あんか黒あんか選べました。
甘いお菓子を味わい、立ててもらったお抹茶でちょうどよく中和。
なんという贅沢か。
などなど、地元食材を使ってのご飯をたっぷり堪能してきました。
ネコさんに喜ぶ息子。
終わる平成と「回天」、そして新しい時代へ
1時間ほどの滞在を終え、満足した口当たりとバッグ一杯の野菜を抱えて、目指すは徳山港。
船の波しぶきを見ながら、シュンハルはいろいろ考えていました。
勝手な気持ちだけど、今日は新しい大津島、平和なまま終われた時代を感じられた気がしてね
大津島に残る悲しい歴史、回天。
戦争末期、ここからたくさんの若者たちが、特攻兵器に乗って帰り道のない旅へと出ました。それについてここで詳しく記すことはしませんが、私たちが出会った大津島はとてものびのびとした、素晴らしい島でした。
回天記念館や、インスタで有名な自然とトンネルに、一泊一組しか泊まれない究極の宿【只只(ただただ)】。
マルシェ以外にもまだまだ、いろいろ見どころが絶えない大津島。
そのうちみんなでまたこようね、と島を後にしたのでした。