徳山ヒト図鑑 廣谷 嘉孝さん
徳山商工高校生徒です!
今回は廣谷嘉孝さんにお話を伺いました。
廣谷嘉孝さん
廣谷さんは株式会社モードサロンBonの専務取締役や、TOKUYAMA DECK D2棟にある「おたからや」で店長兼査定士として働かれている一方、銀南街商店街振興理事長としても活動されています。趣味はゴルフやプロ野球観戦で、特に広島カープがお好きだそうです。
廣谷さんが広島カープ愛を語られている記事はこちら↓
そんな廣谷さんですが、銀南街への思いは人一倍強く、徳山商店街青年部の結成や、2019年7月の長期停電の際のプレミアム商品券の発行など、銀南街を盛り上げるための様々な事業をされてきました。
しかし、その一方で銀南街には厳しい現状もあるといいます。
現在の銀南街の
アーケードです!!!
銀南街の現状
1つめは「商店街の減少」です
5つの商店街があった徳山駅周辺も、平成に入り新南陽や下松に大型商業施設が相次いで出店したことで、現在(2024年9月)ではお店が営業している商店街は3つになり、ほとんどシャッター街と化してしまったそうです。
それに伴い、オーナーの方の高齢化が進んでいることも問題視されています。お店を続けることが難しく、商店街を続けるためには、新規客の獲得も必要です。しかし、昔からのお客様を大切にされているお店はたくさんありますが、若い世代向けのお店が少なく、新たに訪れてくれる人が少なかったりすることも問題とのことです。
銀南街の店舗のホームページを調べたところ、若者向けの店舗は少なくほとんどが婦人服という印象を受けました。
2つめが、「回遊性の低さ」です
この春、TOKUYAMA DECKがオープンし、徳山駅周辺は多くの観光客で賑わいました。銀南街にも観光客が流れてくることが想定されていましたが、実際には想像していた数よりも少なかったそうです。訪れた人が「あっちも回ってみよう」となる回遊性が低いことで、商店街に来てくれる人が少なくなりお客さんが増えないという問題があるとのことでした。
「銀南街ファッションショー」
そんな現状を打破するため、廣谷さんが始めたのが「銀南街ファッショショー」です。
これは、2022年ミス日本海の日に選ばれた属安紀奈さん(周南市出身)の夢から始まりました。属さんは「地元の銀南街でファッションショーをすること」という夢をいつか叶えたいとの思いがあったそうです。元々知り合いだった属さんの思いに感動した廣谷さん。「夢を叶える手助けがしたい」と、この企画を始めました。
イベントを企画するために必要になってくる資金は、山口県からのイベント補助金を使い、モデルの方が着る衣装は、服屋の多い銀南街の特長を生かし、各店舗にコーディネートをしてもらいました。モデルさんは一般募集し、対象年齢はなんと4~100歳!それにより多くの人が応募くださいました。
ファッションショーは大盛況に終わり、1回だけで終わるのはもったいないと、今年も開催することが決定しました。
廣谷さんは、ファッションショーを開催した際、ランウェイで服を見て、そのまま買って帰ってくれる人がいるのがとても嬉しかったそうです。廣谷さんからお話を伺い、今年は銀南街のお店だけでなく、周りのお店にも協力してもらうなど、去年よりも更に盛り上げていきたいという熱意を感じることが出来ました。
最後に廣谷さんに質問をさせていだだきました。
今年度の銀南街ファッションショーでは
どんな人に来てもらいたいなどはありますか?
いつもは銀南街に訪れたことがないような人にも来てもらい、銀南街について知ってもらいたいです。
特に昔は来ていたけど、今は来てない人などに
また来てもらいたいですね。
当日は徳山駅前で「蚤(のみ)の市」というイベントがあるので、
多くの人に来てもらえるのではないでしょうか。
廣谷さんが若者におすすめしたい、
銀南街のお店はありますか?
Karjuという果物屋さんがあるのですが、銀南街唯一の食品を
取り扱っているお店です。
そこの生ジュースが美味しいのでおすすめです!
編集後記
廣谷さんの思いを直接聞くことができ、銀南街ファッションショーがとても楽しみになりました。廣谷さんありがとうございました!
みなさんも是非、10月27日(日)の銀南街ファッションショーにお越しください!
著者 徳山商工3年生徒